結婚が決まったら、「結婚することになりました」あるいは「入籍しました」などの結婚報告をしなくてはいけません。結婚は人生の一大事なので、できることなら直接会って報告することが望ましいです。
しかし、どうしても会って直接伝えることが難しいときには、メールやSNSなどで結婚報告をする人も少なくないようです。その場合には、送る相手に失礼にあたらないように、気をつけるべきポイントを押さえることが大切です。
今回は、結婚報告をメールでするときの文例や締めの言葉の書き方と、気持ちよくお祝いしてもらうためのマナーや注意点をご紹介したいと思います。
- 結婚の報告はメールでよいのか、またどんな時であればよいのか
- 結婚をメールで報告する場合の、挨拶文のテンプレートが欲しい
- 結婚報告をメールで送る時のマナーを確認しておきたい
結婚報告をメールで送るときのマナー
結婚の報告は、直接会って口頭で伝えるか、手紙やはがきを送ることが一般的なマナーとされています。なかなか会う機会がなければ電話でもよいでしょう。わざわざ電話することもない場合はメールを検討しても構いませんが、やはり相手に失礼がないようにすることが大切です。
直接会って結婚の報告をするべき相手
メールでの結婚報告を避けて、できるだけ自分の口から伝えて欲しい相手は次の通りです。相手が遠方にお住まいだったり体調が心配される場合には、手紙やはがき、電話で報告するとよいでしょう。
・親族
たまにしか顔を合わせない親族でも、関係性が全くなくなることはありません。お互いの親族との円滑な人間関係を築くことにもつながります。
・職場の上司や人事、総務
結婚後の仕事や諸手続きなどのため、職場の直属上司や人事・総務にはしっかり口頭で結婚報告をしましょう。また、新婚旅行など休暇のタイミングなどの相談も必要です。
・目上の人や恩師
目上の人や恩師にとって、メールでの結婚報告はくだけ過ぎている印象を与えてしまうかもしれません。とくにお世話になった人には直接伝えることをおすすめします。
結婚報告をメールでしてもよい場合
上記のことから、メールで結婚報告をしてもよいのは、普段からメールやSNS、LINEなどでやり取りをしている人といえるでしょう。友達のほか、親族でも年齢の近い従兄弟や、職場の同僚などフランクな関係性であれば問題ないかもしれません。
メールは手軽に送れる便利なツールですが、文字だけで気持ちを伝えることは簡単ではありません。文面や書き方、言葉の選び方に十分配慮したいところです。
結婚報告をメールで送るときの基本的な文例
では、結婚報告のメールはどのように書くとよいのでしょうか。結婚式に招待する場合や、都合によって招待できない場合の、基本的な文例をご紹介します。
結婚式に招待する予定の場合
結婚の報告と、相手に結婚式への列席をお願いする場合は次の通りです。もし、職場の直属の上司との相談のうえ職場関係の人にメールを送ることになった場合には、より丁寧な文例を()で追記しています。
『件名:結婚のご報告
①挨拶:
お元気ですか?
(〇〇部長お仕事中、大変失礼致します。)
②結婚の報告:
この度、ご縁がありまして、〇月〇日に結婚いたしました。
(私事で恐縮ですが、この度ご縁があり結婚する運びとなりました。)
③結婚後の苗字や相手の名前:
それに伴い、苗字が「〇〇」に変わりました。
相手の方は、「〇〇」さんというお名前です。
④結婚式について:
結婚式は、〇月〇日に、〇〇〇にて行う予定です。
もしご都合がよろしければ、△△さんにもぜひ列席いただきたいと思っています。
(〇〇部長にもぜひご列席頂きたく存じます。)
式の詳細については、後日改めて招待状をお送りしますので、ご確認いただけると幸いです。
⑤仕事をしている場合結婚後の展望:
(まだまだ未熟ではありますが、仕事を家庭の両立ができるよう努力していく所存です。)
(〇月〇日をもって退職することになりました。)
⑥締めの言葉:
本来なら直接お伝えすべきところ、メールでの報告になってしまうことをお許しください。
今後も変わらぬお付き合いのほど、宜しくお願いいたします。
自分の名前(旧姓)』
結婚式に招待できない場合
諸事情により結婚式に招待できない場合には、上記④結婚式についての文面を以下のようにするとよいでしょう。
『結婚式は、〇月〇日に〇〇〇にて身内のみで行う予定です。』
『結婚式は行わず、身内だけで食事会を開くことになりました。』
結婚報告をメールでするときのポイント
ふたりの門出を気持ちよく祝福してもらうために、結婚報告のメールを送るときは次のことに注意してみましょう。メールを受け取った相手がどんな気持ちになるかイメージするとよいかもしれません。
今後の関係性や結びの言葉の選び方に配慮する
言葉だけで伝えるメールは、書き手と読み手の受け取りかたに大きなズレが生じることが多いようです。口調や身振りで感情を伝えることが難しいので、メールには結婚の事実だけではなく、今後の関係性やメールでの報告になってしまったことへの断りを入れましょう。
『また今度会ったときに、ゆっくりお話しさせてください。』
『今後も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします』
『本当は直接会って報告したかったのですが』
『本来なら直接お伝えするべきところ、メールでの報告になってしまうことをお許しください。』
メールの送信の仕方に注意する
メールの一斉送信機能は、一度にたくさんの宛先にメールを送ることができるので大変便利ですが、結婚報告をする場合には控えましょう。受け取った相手がとくに仲の良い間柄だと、悲しい気持ちになってしまいます。
結婚報告のメールは少し時間がかかっても、個別に、相手の顔を思い浮かべながら丁寧に書くほうが喜ばれます。相手も、自分にだけ送られたメールだと分かるので嬉しく思ってくれるはずです。
まとめ
結婚報告はどうすればよい?と悩まれる人は少なくありません。結婚は人生の大きな節目なので、できることなら自分の口で直接伝えたいところです。
いっぽうで、いつでもスピーディーに連絡を取り合うことができるメールやSNSなどを利用している世代はどんどん増えています。「メールなんてマナー違反だ」というイメージも薄れつつあるのではないでしょうか。
しかし、結婚報告をするときには、手紙やはがき、メールなどどんな方法であれ、相手との関係性に失礼がないように配慮することが大切です。そうすれば、きっとふたりの結婚を心から祝福してもらえるでしょう。
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